知識資本主義 knowledge capitalism 2005 5 25

 アメリカでは、映画「スター・ウォーズ」が大人気と聞きます。
イギリスでは、ハリー・ポッターが、大人気でした。
 こうした新しい動きに期待しています。
これが、「先駆け」となることを祈ります。
 ハリー・ポッターが、「魔法情報や魔法知識」、
スター・ウォーズが、「宇宙情報や宇宙知識」で成功するならば、
それが、知識資本主義社会の「先駆け」となることを祈ります。
 知識資本主義社会の成立は、新しい「産業革命」ではなく、
資本主義の価値に革命が起きること、
つまり、「価値革命」と言えるでしょう。
 もちろん、これでだけで、資本主義を支えることはできないでしょう。
アメリカにおいて、「産業構造の転換」が必要だと思います。
軍事産業を、宇宙産業に転換させるべきです。
 それが、消費国家になってしまったアメリカを、
再び工業国家にする原動力となるでしょう。
そういうわけで、アメリカは、「GMショック」で、落ち込んでいる場合ではありません。

知識資本主義 knowledge capitalism 2005 5 7
 今までの資本主義は、
貨幣や土地、労働力が、資本となってきました。
 しかし、これからの資本主義は、
つまり、新しい資本主義は、「知識」が、資本となるでしょう。
 これは、後に、産業革命ではなく、
「価値革命」と呼ばれることになるでしょう。
資本主義の持つ価値に、革命が起きるでしょう。
 「知識資本主義」という本は、アメリカのために書かれたのかもしれません。
アメリカは、軍事産業を除けば、
いつの間にか、工業国家を止めて、消費国家になったと言えます。
 これは、日本人から見れば、大変なことだと思うでしょうが、
アメリカにとっては、消費国家でも問題ないのです。
ドルが基軸通貨である限り、理論的には、いくらでも借金ができます。
 ただ、この基軸通貨が、ユーロの出現によって揺らいでいるのです。
ドルが基軸通貨でなくなると、消費国家は続けられません。
 だから、ドルが基軸通貨であり続けるために、いろいろな演出をしなければならないのです。
しかしながら、こうした「演出」は、いつまでも続けられるものではありません。
 アメリカにおいて、価値革命が起き、
消費国家から、「知識資本主義」国家となることを期待します。
それが、「新しいアメリカ」となるでしょう。

書名 知識資本主義(ビジネス、就労、学習の意味が根本から変わる)
著者 アラン・バートン=ジョーンズ
出版社 日本経済新聞社(2001年4月2日出版)
KNOWLEDGE CAPITALISM by Alan Burton-Jones

 「知識資本主義」という本は、
最近、ダイヤモンド社から、レスター・C・サロー氏の本が出版されていますが、
私は、アラン・バートン=ジョーンズ氏の本の方が、強い印象が残りました。
 この本の紹介文が、その内容を的確に表現していますので、引用します。
「貨幣や土地、労働に代わる最も重要な資本として、『知識』が急浮上している。」
「本書は、労働の供給よりも、知識の供給が重視されるようになることや、
社内外の知識を最大限に生かし統合させるうえで、
企業の所有や経営が変わらざるを得ないこと、
知識を手段とする個人にとって『学習』の意味が変わること、
新しい資本家の登場について説く。」


































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